
髙波 広行
髙木ビルで働く人 vol.01
INTERVIEW|髙木ビルで働く人 vol.04
YOMO TAKEO
四方 健雄
美大の非常勤講師から転身、2021年2月に入社。所有するオフィスビルやマンションの総合管理を担当。業界未経験ながら、髙木ビルの新築マンション「ヒトトキアン飛田給」プロジェクトのマネジメントを任される。
ー 髙木ビルへ入社したきっかけを教えてください。
「髙木ビルへ入社する前は、10年以上に渡り、美術大学や美術専門学校で非常勤講師としてプロダクトデザインを教える傍ら、デザイン事務所に勤務していましたが、子どもが生まれたのをきっかけに、働き方を変えるという目的もあり、思い切って全く違う業種の弊社に入社しました。」
ー 全くの異業種から、コロナ禍での転身。不安などはなかったですか?
「それまではアトリエで実際に機械に触れながら教えていたのが、大学ではオンラインでの授業がほとんどになり、対面ではないスタイルが常になっていく中で、この先どうなるのだろうという行く末の見えない不安が膨らんでいきました。そんな折、銀座髙木ビル建て替え前に開催したアートプロジェクト「CANBIRTH」に携わる機会に恵まれ、髙木社長に声を掛けてもらったところから半年ほど考えに考えて、転職を決意したのですが・・・入社当時は、どんな仕事をするのか全くイメージがつかず、まさに右も左もわからない状態でした。」
「また、入社前は革張りのスーツに、紫のスーツを着て葉巻きをくわえたおじさんが・・・という漠然とした不動産会社のイメージがありましたが(笑)実際はそんなこと全くなく、一番にはテナントさまやマンションの入居者の日々の幸せの手助け、将来の夢に向かって頑張る人の手助けをしている会社であるということを、身をもって感じました。そういった意味で言うとカタチは違えど、将来の夢に向かって頑張る学生の後押し、という部分で美大の講師もその想いは共通なのだと思います。」
ー それはなかなかチャレンジングな環境変化ですね。
「基礎的なところはある程度、先輩社員からレクチャーを受けたものの、実践あるのみということで、すぐに現場へ。当初は正直なところ、“何がわからないかもわからない”という状態でした。そうは言っても必死にくらいつくしかなく、周囲のフォローのおかげもあり、なんとかやれてきたという感じです。自分の頭で考えて、トライしてみる。試行錯誤を重ねて、ようやく最近になって自分の仕事のスタイルが確立されていくような感覚がありますね。とは言っても、まだまだ2年目半ばなので、初心を忘れず精進していきたいと思っています。」
ー 入社から約1年半、ご自身の中で変化の起点となった出来事はありますか?
「以前、清掃担当していたビルのテナント様から『最近とてもきれいで気持ちよく仕事ができます』と声をかけていただいたことが非常に嬉しく、印象に残っていて、日々、お客さまの幸せの手助けとなれるように心掛けて取り組んでいます。
また、入社して2ヶ月経った頃に、新築マンションのマネジメントをすることになり、スケジュール調整や全体の進行管理、現場の確認などを任されました。何もわからないながらも、色々な人と関わり、揉まれながら、プロジェクトを進める中で初めて、「髙木ビルの不動産業はこういうことなんだ」と理解することができました。髙木社長には、全てが未経験な自分によく任せてくれたな・・・と思いますが、同時に自分にとって大きく成長することができたかけがえのない経験であり、今日の自信にも繋がっているので、とても感謝しています。」
「現場では、自分は何も知らないし恥も外聞も無い、ぴかぴかの1年生の気持ちで、色々なことを経験されている職人の先輩方から学ぶという姿勢で日々取り組んでいました。現場ではできないことだらけなので、せめて現場には1番先に行って・・・。初めは相手にもしてもらえなかったですが、時間をかけ、コミュニケーションを重ねる中で少しずつ渡り合えるようになったのは、思い出深い出来事です。」
ー 髙木ビルが掲げる「91°の人生を歩もう」フィロソフィー。四方さんの人生の1°とはなんですか?
「人との縁だと思っています。業界未経験から、今こうして髙木ビルでチャレンジをする中で、自分ひとりの力では難儀なことも、社内外問わず関わる周りの人との縁や繋がり、コミュニケーションが人生をより豊かにしてくれている、と感じています。」
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